こっそり教えます!年金のこと何も分からなかった私がDCプランナー2級独学合格するまでの勉強で学んだこと

正直に言います。

私はDCプランナー2級を取得するための勉強(独学)を始めるまで・・

年金のこと、本当に何にもわかっていませんでした!

「国民年金とは?厚生年金とは?いつからもらえるのか?」
という、基本的なこともはっきり分からない。知らない。という状態でした。

「そもそも年金って何?」とも思っていました。

なにかきっかけがあれば調べて、
「あ~そうだったんだ。年金っていうのは3階建てっていう、毎度のこの説明・・ふ~~ん。」
という一時的には納得する。でも、書いてあることは理解しているはずだけど、腑に落ちない。
やっぱりよくわからない、書いてあることはわかるんだけど、でもなんかわからない。という状態なので、
もちろんすぐ忘れてしまう。
そんなことの繰り返しでした。

テレビで「年金、本当にもらえるかわからないじゃないですか~」という街の声を聞くたびに、
「こんな発言を堂々としてるってことは、ちゃんと年金のことわかってるということ!?」
「わかってないの私だけなんじゃない!?学校で習った!?習ってないよね!?」
と焦っていました。

これが、数年前までの私の本当の姿でした。

年金制度について、ほとんど何も知らない、わかっていない、なんて、
プライドだけなぞに高かった私が公にできるわけもなく、
しったかぶりの極みみたいになってしまって、どうしようもありませんでした。

目次

「DCプランナー」という資格との出会い

どれだけ私が年金制度について知らなかったのか

年金制度の何をしらなかったのかといいますと、まあ平たく言うと「全部」なのですが
そもそも、「年金とは何か」という根本部分からわかっていませんでした。

ただし、その根本部分の「年金とは何か」については、DCプランナーより前に取得した
FP2級の勉強により、そこだけは理解できていました。

ただし、こまかい年金制度についてはよくわからないまま過ごしており、
いつもらえるのかもわからないし、私的年金についても、iDeCoはかけているけど、
それがどういいのか、そういうことも本当はわかっていませんでした。

でも、特に不都合を感じたことはないし、いつかわかるようになるかも。と
思っていた(わかるようになるわけない)ので、現状のままで良いかな、と思っていました。

DCプランナーという資格との出会い

そんなある日、どうしてもやってみたい、応募したいな、と思う仕事が、近々募集がある、ということで
募集要項を確認すると、どうやら応募するにはいくつか資格を持っていることが必要であると書いてありました。

私がすでに持っている資格ではまだ足りなくて、必要資格一覧をざっと確認、
募集開始までに取得できそうな資格をピックアップしたところ、
CBT方式で受験できる「DCプランナー2級」という資格がありました。

DCプランナーとはどんな資格か?

DCプランナーは、DC(確定拠出年金のこと)だけではなく、年金制度全般にわたる
専門的な知識に加え、投資やライフプランに関する知識までを併せ持つ、
「企業年金総合プランナー」です。

試験の出題範囲は
A分野:年金・退職給付制度等
B分野:確定拠出年金制度
C分野:老後資産形成マネジメント

この3分野に分かれています。
(最後に総合問題もあり)

1級と2級があり、合格率は
1級:約40%
2級:約35~50%
と言われています。
1級は、2級合格者のみ受験できます。

内容を知った私は・・・

AからC分野までの概要を知った私が思ったことは、
「全然受かる気がしない」
ということです。

ただでさえ年金制度のことわからないのに、
そもそも「DC」って確定拠出型年金!?あー勉強できる気がしない。

いや、でも、これしか私がとれそうな資格なかった。
いいチャンスじゃないか、勉強しよう。

という、なんというか前向きな気分になりまして、
(それだけ、その仕事につきたい気持ちが強かった)
私は、参考書や問題集をGETするために、いそいそと本屋さんへ向かったのでした。

DCプランナー2級合格アイテムはこれ!

本屋さんに行く前に、どんな参考書や問題集がおすすめなのか等を調べたのですが、
いかんせん情報が少なすぎる。
そして、そんなに選ぶほどの種類の参考書や問題集もない。

それでも、本屋さんで中身を確認して買おう、と思い、
都内の大きな本屋さんに行きました。

購入したのは参考書と問題集1冊ずつ、試験に役立てたのは「問題集」です。
参考書はどうしても難しくて、たまに確認しましたが、ほぼ使いませんでした。

最初に購入したのはこの2冊
参考書:
DCプランナー実務必携

問題集:
DCプランナー2級試験問題集

どちらも一般社団法人金融財政事情研究会 検定センターから出ています。

DCプランナーの勉強には、「投資に関する知識」の分野があって、そこは
証券会社勤務時代の知識で楽しく勉強することができましたが、
それだけ解けても、合格には到底たどり着けないという状態でした。

その後、たくさんわからないことがありすぎて、
問題集はあくまでも問題集で、もっときちんとした情報を知った上でじゃないと
勉強がどうにもこうにも前に進めない状態になってきました。

そこで、私が手に取った本は
社会保険労務士の試験対策の参考書
です。
具体的には
「出る順 社労士必修基本書」
東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部


こちらを使いました。

また、あまりにも年金制度の基本についてがわからず、図解してほしい・・
と思ったので、

「図解 わかる 年金」
中尾幸村/中尾孝子
新星出版社

こちらも購入しました。
これは、情報をつめこみすぎて、訳が分からなくなりがちな時に
図解してあるのがとても良かったです。

DCプランナー合格後の変化

さて、上記のアイテムを使って、なんとかDCプランナー2級に合格をしたのですが
そこからの変化はどうなったのかをここでお話します。

話はそれますが、DCプランナーは、何度も落ちました。
でも、しつこくしつこく受け続けて、最終的に合格できました。
勉強の方法は変えておらず、使っていた問題集や参考書などの変化もありません。

DCプランナーを取得して、目標としていた仕事に応募したのですが、
その仕事はみごとに、あっさり、不採用になってしまいました。

資格をとってもどうにもならないことはたくさんあります。

でも、この資格に価値がないかといえば、全く違います。

なぜなら、このDCプランナーの資格取得のために勉強したことが、
本当に、本当に、私の人生に役立っているからです。

特に、年金制度。これは自分にこれほど密接に関わっている話なのに、
以前の私は「なーんにもわかりません」という状態でした。

DCプランナーの勉強したからといって、
年金制度のことが全部完璧になったわけではありません。

しかし、以前の『知らないことへの漠然とした不安』から脱出できたことは、
私にとって非常に大きな変化でした。

「自分にとって非常に難しいと感じていた資格に、何度も挫折を乗り越えて合格できたこと。」 「そして、誰にも聞けなかった年金制度について、自分で理解できるようになったこと。」
この二つが、私に大きな自信を与えてくれました。

DCプランナーの資格は、即座にキャリアアップに繋がらなくても、
人生を豊かにする一生モノの知識と自信をくれる、本当におすすめの資格です。

今後この資格にチャレンジする方のお役に立てたら幸いです。






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