※この記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
昨今、「NISAがお得!」「iDeCoやってますか?」といったような文言をよく耳にします。
多くの人が資産運用や投資に興味を持って、賢く資産を増やしていこうということで、SNSでも雑誌でもテレビでも新聞でも
「NISA」「iDeCo」この2つの言葉をたくさん目にします。
でも、正直なところ
「どうやらお得なようだ。なにがどうお得なのかはしらないけど・・」
「どっちにしたらいいの?どっちもやればいいのかな?」
「どこのお店に行けば買えるの・・・?え、買うものなの??」
「芸能人の○○さんが、この前テレビでニーサやってるって言ってた!!」
こういう声も大変よく聞きますので、
今回は、ニーサ(NISA)の取扱説明書、私オリジナルバージョンを作りました。
興味はあるけど恥ずかしくて誰にも聞けないけど、調べるのもめんどくさいし、簡単なことでいいから知りたいな。という方におすすめです!
お楽しみください。
そして、NISAやiDeCoがあなたの資産を守り、増やすツールの選択肢のうちの一つに仲間入りすることになれば大変うれしいです。
この記事でわかること

「ニーサ(NISA)」の取扱説明書
ニーサ(NISA)の性格(特徴)
NISA(ニーサ)は、少額からの投資を行う方のためににスタートした「少額投資非課税制度」です。
通常、株式や投資信託などの金融商品を買って、その後、利益が出た状態(買った時よりも価格が上がった状態)で売却した場合、その利益に対して、原則20.315%の税金がかかります。
(配当金も同じ)
例えば、あなたが100円で買った金融商品Aを持っていて、それが150円に値上がりしている状態で売却した場合、
150円(売却価格)-100円(購入価格)=50円(利益)
この50円の利益に、原則20.315%の税金がかかります。
50円(利益)の約20%…約10円 これが税金になります。
売却したあなたの手元に残るのは50円の利益はまるまるはもらえず、約10円の税金分も手にできないので、手元に残るのは約40円ということになります。
今は例にだした金額が小さい額なのでわかりにくいですが、
これが10万、100万と金額が大きくなったらどうでしょう。
利益が5万出ても、手元に残るのは約4万
利益が10万出ても、手元に残るのは約8万です。
NISAの特徴は、このように売却して得た利益や、受け取った配当に対してかかる約20%の税金が、なんと、かからなくなる、という制度です。
利益が5万でたら、それがまるまる手元に入ってきます。
【ここで例えでお伝えしているものには各金融機関などの手数料等は考慮していませんのでご注意ください】
こんなお得な制度なら、金融商品を購入する時は、とりあえずいつでもNISA制度使っていればいいように感じてしまいますが、投資できる上限金額は決まっています。
NISAは、2つ種類があります。積み立てで購入するものと、その都度買いたいときに都度都度買うものがあります。
それぞれの特徴を表にまとめました。
つみたて投資枠 | 成長投資枠(その都度の購入) | |
---|---|---|
①非課税保有期間 | 無制限 | 無制限 |
②制度 (口座開設期間) | 恒久化 | 恒久化 |
③年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
④非課税保有限度枠 | 1800万円(このうち成長投資枠1200万円) | |
⑤投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 (金融庁の基準を満たした投資信託に限定) | 上場株式・投資信託等※ |
⑥対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以以上 |
- ※¹整理・監理銘柄 ²信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除外
- (注) 2023年末までに、つみたてNISAおよび一般NISAの口座において投資した商品は、2024年1月以降はNISAの外枠で管理され、2023年までのNISA制度における非課税措置が適用されます
上記の表のそれぞれの意味を解説!
①非課税保有期間
つみたて、成長投資どちらの投資枠でも、NISA枠内で購入したものについて、非課税(税金がかからない)期間は無制限に続きます。(※2023年までのNISA(旧NISA)は、非課税になる期間が決まっていました(つみたてNISAでは20年間、一般NISAでは5年間)が、新NISAはその期限設定がなくなりました。
②制度(口座開設期間)
2023年までのNISA(旧NISA)は、「この期間内にしか口座を開設して投資を始められませんよ」という期限が設けられていましたが、その期限がなくなりました。あなたがNISAを始めたいと思った時にいつでも口座開設ができるようになりました。
③年間投資枠
1年間でマックスいくらまで購入できるか、上限が決まっています。つみたてよりも成長投資の方が多く投資できます。
④非課税保有限度枠
③にもあるように、1年間に最大に投資できる金額が決まっていますが、毎年毎年永遠に続けられるわけではありません。トータル(総額)でいくらまで投資できるのかも決まっています。こちらはつみたてと成長投資合わせて1800万円、そのうち成長投資分が1200万円が投資できる(非課税枠として購入できる)限度額です。
⑤投資対象商品
すべての金融商品が対象ではありません。
⑥対象年齢
どちらも18歳から~
NISAのポイントまとめ
ずっと税金がかからないので、長期間投資がしやすい!
始めたいときに、口座開設できる
2023年まではつみたてNISAか、一般NISAどちらかの選択が必要でした
2023年まではつみたてNISA年間40万円か、一般NISA年間120万円、どちらかの選択が必要でした
2024年からのNISAでは、生涯を通じての非課税保有限度額が新たに設けられ、1,800万円が上限となりました。
上限は1,800万円のうち1,200万円が成長投資枠の上限となります。
※2023年までのNISAでの保有額は、2024年からのNISAの非課税保有限度額(総枠)の1,800万円の外枠で管理されます。
2024年からのNISAでは、商品を売却した場合、翌年以降売却した商品の取得金額の分だけ非課税投資枠が復活し、再利用できます。
例えば、100万円で購入した商品を売却した場合、(それが利益が出ていて150万で売却したとしても、損を出して80万円で売却したとしても)翌年以降100万円の枠が復活して、利用できます。
ニーサ(NISA)の始め方
さあ、ニーサ(NISA)ってどんなものなのか、どんなお得なことがあるのかがおわかりいただけたら、
「ぜひやってみたい!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここからは、NISAを実際にはじめる(制度を利用する)には、具体的にどうしたら良いのかをお伝えします。
- 日本国内に住んでいる18歳以上の方※なら、どなたでも開設できます。
(※利用する年の1月1日時点で18歳以上の成人の方) - 口座は1人につき1口座のみ開設できます。
- 金融機関の変更は、年毎にできます。
NISA枠内で購入できる商品は決まっているので、状況に応じて選びましょう。
つみたてにするのか、成長投資枠で購入するのか、あるいはどちらにも投資してみるか、金額はいくらにするのかも決めます。
実は、これだけです。
文字にすると、な~~~んだ、という感じですが、実際には金融機関でのNISA口座開設や、その後、何の商品をどのくらい購入するのかなど、事務手続きや、決めないといけないことが多く、不安になるかもしれません。
そんな時は、ご自分で調べるのももちろんOKですが、ぜひ、金融機関の人や信用できるFPにも聞いてみて下さい。
どこでNISA口座開設するのが良いのか?どう決めるのか?
どこでNISA口座を開設するのか。
実は、各金融機関で、違いがあります。
- 取り扱っている商品
- 手数料
- その他、お得なポイントがもらえたり、うれしいキャンペーンが行われることもある
上記のことを考慮しながら、自分に合った金融機関を選んで、そこでNISA口座開設をしましょう。1人につき1つしかNISA口座を開けないので、気を付けましょう。
注意点
お得なことがたくさんあるニーサ(NISA)ですが、もちろん、注意するところもあります。
この制度は、利益がでて初めて効果を発揮するものなので、もし、損をしてるけど売却することになった場合は、うまみはありません。
NISA口座でなければ、例えば株式や投資信託を売却したときの利益と損失を相殺するようなことができるところ(損益通算)が、NISA口座は対象外となってしまうため、損失を出して売却する場合は注意が必要です。(※NISA口座では繰越控除も対象外です)
おわりに
この私オリジナルの「NISA取扱説明書」を読んでくださり、本当にありがとうございます!
NISAの仕組みや始め方について、疑問が少しでも解消されたら嬉しいです。
賢い資産形成の選択肢として、NISAがあなたの生活に良い変化をもたらすことを心から応援しています。ぜひ、NISAを始める第一歩を踏み出してみてくださいね!
(出典:金融庁 NISA特設ページ)