こんにちは。探偵あーちゃんです。
今回は、私が本気出したら(笑い)2か月で日商簿記2級に合格した話をいたします。
勉強の過程やコツをお話します。
日商簿記2級合格までの道のりとカギ
日商簿記2級はどのくらいの難易度?どのくらい勉強すれば受かると言われているのか?
簿記2級は100点満点のうち70%以上取れれば合格します。
試験は商業簿記と工業簿記が出題され、商業簿記60点、工業簿記40点の配点です。
そしていろいろネットで検索をしてみると、だいたいの合格率は10~30%前後で推移しているようです。
就職などに有利になるともいわれています。
私はいくつかの派遣会社に登録をしていて、よくそのサイトを見ていますが
「簿記2級、簿記3級保有者大歓迎」といった言葉はちらほら見かけるので、
派遣などでも有利なのではないかと思われます。
また、合格までに必要な勉強時間は、150時間~350時間といわれています。
簿記の勉強をしたことがあるか、3級レベルの知識があるのか等で必要時間には差が出るようです。
私はといいますと、
無駄な勉強時間を含めると350時間を優に超えるくらい簿記と接触(勉強ではなく、接触)していました。
しかし、いわゆる「簿記の勉強」というのは、150時間くらいでした。
また、昔はなかったCBT方式でチャレンジできるようになってからは、あまりに気軽に受けることができるため
10回以上チャレンジをしており、何回落ちてもしつこくしつこく受けに行き、
あまりに頻繁に受けに行くため、「あ、またこの人受けに来てる・・」って思われてるかもしれない!と思い、
受験会場をいろいろ変えたりしてみたこともあります。
100点満点中20点しかとれなかったこともあります。(50点以下だったことも何回もあった)
それでも本気だしてからは工業簿記は得意になり、だいたい35点/40点はとれていました。
そして、ついに85点で合格しました。工業簿記は満点でした。
何回も受けた中で、獲得点数がきれいに上がっていったわけではなく、
20点、55点、30点・・のような感じで気まぐれのことが多かったです。それは、全然わかってなかったからだと
思うのですが、
ちゃんと理解し始めてからも、あと5点、あと8点、あと10点、って感じでややばらつきがありました。
そのばらつきは、おそらく、自分の得意分野がちょっと多めに出た、などの違いだと思います。
やはりちゃんと理解しないとうからないのだなと感じました。

ここまでのまとめ
・100点満点中70%以上とれると合格
・必要勉強時間は150~350時間らしい
・合格率は10~30%前後で推移している
私のオリジナル勉強法と合格までの道のりの記録
さて、上記の基本情報をふまえて、私がどうやって2か月で合格したのか、その過程をお伝えします。
「本気になってから」2か月、という状態であり、それなりに、うすぼんやりと私には簿記の知識がややアリ、という
状態でした。
「まだ本気出してない」状態はどうだったのか?
具体的に、「本気になるまで」は、何をどのくらいしていたかと言いますと
大学入学~4年間
4年間まるまるは本当は授業はありませんでしたが、
「簿記論」「財務諸表論」などは必須だったので授業を受けており、
何も根本的にはわかっていないまま卒業してしまったが、
「仕訳」「精算表」「B/S」「P/L」などの言葉や、簿記の問題、
「しーくりくりしー」という言葉だけ印象が強いという理由で意味も分からず
覚えていた。
大学卒業後~40歳
頭の片隅に、「簿記とれたらかっこいいな」という思いはあれど、
「思いがある」というだけで、何か行動に移すことはなかった。
40代~
子供たちが「あかちゃん」ではなくなってきて、
子供にしてほしいことをまずは親も率先してやるべきではないか?
親が本をたくさん読んだり、勉強している姿を見せたほうが良いのではないか?
と思い立ち、何か勉強しようと決める。
↓
簿記にしよう。
↓
本屋さんへ
↓
参考書などを買い込む
↓
参考書を最初からパラパラと読む。
あ~・・・ネム・・・ぐーーーーーーーー💤
以上です。
恐ろしいことに、参考書等を手に入れてしまった私は、
「なんかイケる気がする!」
と思い込んでしまいました。そして、参考書をまだ最後まで読んでもないのに
試験を受けに行ったこともあります。
CBT方式ではない、会場が大学なんかの試験にもこの状態で受けに行ったことがあります!
もちろん、お手上げ状態で、一番最初の仕訳の問題もわからんなぁ~という感じでした。
この時は、参考書を読んで、参考書にちょっとだけある練習問題などを解いて、その問題というのも
商品100円を仕入れました・・というような、さっと解ける問題なので、どんどん解けるわけですが、
それで満足していました。
だんだん先に進むと、わからなくなってきてしまい、あれ?いま何してるんだっけ?でも、まあいいや。
と、受かるわけない行動ばかりでした。
「ついに本気出した」以降のスケジュールと勉強方法
当たり前なんですが、「本気出す」前から、参考書も最後まで読んでもないのに試験会場におもむき、
またおちた~を繰り返していた私なのですが、
いい加減にもう飽きてきました。簿記やってます感は出してるんだけど、
これ、この参考書何周しても受からないんじゃないの?という気持ちでした。



この時点でまだ参考書は最後までたどり着いていませんでした。もっと
こわいことを言うと、参考書の半分くらいまでしか読んでないし、何を書いているのか、自分が今一体どこにいるのかがわからないので先に進む気がありませんでした。
この時点で、参考書が古いからよくないのかもと思い最新のものを購入したり、いろんな種類の参考書を購入したりして、我が家は簿記専門書店のようになっていました。
旧ツイッターで簿記資格取得を頑張っている人達とフォローしあったりしていた私は、ある時、
「ありがとう#(ハッシュタグ)たぬ吉先生」というツイートを目にしてしまいました。
そこで初めて、「動画で学べる」ということに気づいたのです。
どうやらその方はたぬ吉先生という先生のおかげで合格したとのこと。
わたしは急いでたぬ吉先生の動画を見に行きました。
これが私の目からうろこがおちた瞬間でした。
なんとわかりやすい解説なのか!そこから私は動画で有名な簿記の解説をしている先生の情報を探し
たくさんいる先生の中から自分に合った先生を2人に絞りました。
それが、
「たぬ吉先生」と「ふくしままさゆき先生」です。
本気出してから(というか、2人の先生を見つけてからのほうが正しいかもしれません)2か月のスケジュールはこちら!
スタート~1.5か月
本当は1か月で一通り終わらせて、演習を1か月の予定だったのですが、1.5か月かかりました。
ふくしままさゆき先生とたぬ吉先生の動画がいくつあるのか数を確認して、1日に何個動画を見るのかという計画を立てます。
〈商業簿記〉〈工業簿記〉は同時進行で、動画→練習問題をひたすら解く
1日に見ると決めた動画を見ます。動画を見て理解を深めたら、練習問題を解きます。
お二人とも、動画の中でも練習問題を解いてくれますが、それだけでは足りません。
自分が持っている参考書や問題集から今日見た動画に対応するところを探し、
その問題は全部解いてみましょう。
私は主に商業簿記はふくしままさゆき先生、工業簿記はたぬ吉先生の動画を見ました。
過去問をひたすら解いて、解答を確認、必ず理解する。
持っていた過去問集はダウンロードしてプリントアウトできるタイプのものだったので、
全部プリントして、その本に載っている過去問10年分は全部解きました。
大問1つずつ解いていき、その都度解答をチェックして赤ペンで解答を書き込みました。
あんなにお勉強して、根本からわかったつもりなのに、やっぱり過去問解くと驚くほど間違いがあり、
ほとんどまちがっていて、赤ペンを大量に消費しました。
必ず理解することを心掛けました。
おちてもおちても受けた甲斐があった!
おわりに
私は長い長い時間をかけてしまいましたが、動画の先生たちに出会って、ようやく簿記とは何か?
などがわかったと思っています。
ふくしままさゆき先生は、そのあたりを詳しくお話してくれているので、私のような、
今何をしているのか理解できないと頭に入ってこないタイプには本当におすすめの先生です。
私がずっとわからなかったことは、
「今、自分がやっているこの仕訳、これが何になるの?」
「簿記は会社の家計簿というけど、しかも、勘定科目も自由にできるらしいとなれば、
これはかなり自由に書いていいのではないのか?」
「てことは今私は何を勉強しているんだ?」
「この参考書に沿って仕訳しているけど、これ(勘定科目)も別に自由でもいいんじゃないの?今何してるんだ?」
「ここでこの仕訳をしたとして、これからどうなるっていうのか?」
というようなことを常に考えていて、なんかふわふわしているイメージで簿記の参考書を
眺めていました。
その疑問やふわふわした感覚は、すべてふくしま先生の動画で解決できます。
なぜ仕訳をしているのか。
何のために仕訳をしているのか。
最終目標は何なのか。
誰のためにB/SやP/Lを作成するのか。
そういうことを自分なりに理解できると、合格に近づけると思います。
合格したら、とても気分爽快になり、ますます全方向に全力で取り組もう!というような
前向きな気持ちになれます。
自己肯定感が非常に上がり、とても良いです。
例え今はまだ合格できていないとしても、これまで工夫しながら勉強を続けているということから、
あなたにはすでに、「忍耐力」「継続する能力」「突破力」「独創性」などが
身についている、もしくは、その能力がさらに向上しています。
そして、もちろんのこと簿記関係の知識が非常に身についているはずです。
簿記の能力があれば、決算書も読めるようになるし、試験に受からなくても、
失うものがないのです。
得るものだらけの簿記の勉強、楽しんでやってみてください!
長くなりましたが、以上が私が40代になって独学で日商簿記2級に2か月の勉強で合格できた話です。