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今回は、記憶力に頼らない独学勉強法で、わずか2ヶ月の勉強でFP2級に一発合格できた実体験と、その勉強のコツを詳しく解説します。効率的にFP2級合格を目指したい方、毎日子育てや仕事に追われてへとへとなのに、長時間勉強なんてやってられないよ!という方、必見です!
この記事でわかること
FP2級はどっちが受かりやすい?試験団体ごとの違いと合格しやすさ比較表【日本FP協会ときんざい】
FP2級は、試験団体が「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」の2つあり、どちらで受験するかは多くの人が迷うところであります。
私は単純に、平均の合格率を見て、「日本FP協会」のほうで受けました。
市販の参考書や問題集は圧倒的にFP協会対応のものが多いので、独学するなら、情報も多いのでFP協会のほうが安心かもしれません。
比較表を作りましたので、どちらのほうが自分に合っているかを決める参考にしてみてください。
| 項目 | 日本FP協会(AFP認定研修ルート) | 金融財政事情研究会(きんざい) |
|---|---|---|
| 試験名 | FP技能検定(個人資産相談業務) | FP技能検定(生保・損保・資産設計提案業務など) |
| 主な受験者層 | 一般個人・主婦・会社員など | 金融機関勤務者が多い |
| 試験形式 | 学科+実技(個人資産相談業務) | 学科+実技(業務別:生保・損保・資産設計) |
| 実技試験の内容 | ライフプラン・資産運用・税金・年金などを総合的に問う | 業務特化型(生保・損保など)で実務寄り |
| 合格後の資格 | AFP認定資格(希望者のみ) | 特に付与なし(国家資格のみ) |
| 試験実施形式 | CBT方式(全国のテストセンターで随時受験可能)※一部休止期間あり | |
| 受験料 | 約8,700円(学科+実技) | 約8,700円(学科+実技) |
| 難易度の傾向 | 実技はやや易しめ(総合問題) | 実技はやや難しめ(業務特化) |
| 合格しやすさ ※下記に詳細あり | ◎ 初心者でも取り組みやすく、独学向き | △ 業務経験者向けで、やや難易度高め |
| 教材の種類 | 市販教材が豊富(スタディング、クレアール、ユーキャン、TAC、フォーサイトなど) | きんざい公式教材が中心。または金融業界向け社内研修資料。市販教材は少なめ |
| 教材の価格帯 | 5,000〜20,000円程度(講座・書籍・アプリなど) | 公式テキスト+問題集で約10,000円前後 |
| 独学のしやすさ | ◎ 市販教材が充実していて、独学しやすい | △ 教材が限られていて、独学にはやや不向き |
| 公式サイト | 日本FP協会 | きんざい |
FP2級合格率比較表
| 試験団体 | 学科試験の平均合格率 | 実技試験の平均合格率 |
|---|---|---|
| 日本FP協会 | 約50〜55% | 約55〜60% |
| 金融財政事情研究会(きんざい) | 約20〜30% | 約35〜45% |
※年度や試験回によって変動あり。詳細は日本FP協会またはきんざいの公式サイトをご確認ください。
私のオリジナル勉強法と必須参考書と問題集
さて、ここからは、一部知っていることもあるけどほぼわかっていない、保険証券を見てもちょっと意味わからない、参考書を読むと即寝てしまう私が、いかにして短期間で合格をしたのか、何を使って、どのように、どんな勉強をしたのかを大公開します。
同じような方、参考にしてみてください!実際に購入するのは最低限これだけで良い!という参考書や問題集は合わせて2種類だけです!私と同じタイプなら、これをやりこむことで合格が見えるはずです!
どのようなスケジュールで、何を使ってどんな勉強をしたのか
自分を追い詰めるために、全く勉強していないのに、2か月後の9/11(第2日曜日)に行われる試験に申し込みをしてしまう。(当時はまだCBT方式ではありませんでした)
「ほんださん/東大式FPチャンネル」の存在を知り、
記憶力に頼らない、考えるスタイルのほんださんにドはまりしてしまう。
ほんださんは、「この講義は、100%合格を目指して作っています」というフレーズをよく使っていて、「全員合格を目指すFP講義」ということをコンセプトにしていますが、それも納得! → FPほんださん公式チャンネル(YouTube)
①これだけは手に入れておきたい!2冊のうちの1冊目✨ホンダさん動画とリンクしている!
毎日ほんださんの動画を見て、ほんださんの授業でメモしておきたいことやポイントは、自分の持っている参考書に書き込む。
※毎日約2時間というのはあくまでも平均した場合です。動画は単元ごとに分かれているので、きりのいいところで終わるように、詰め込みすぎないようにするのがポイントです!
②これだけは手に入れたい教材(全2冊)
▼ほんださん著の問題集!動画・テキスト→問題集という流れで合格に近づく!
ついに試験日当日。緊張!でも私は推し(ほんださん)と2か月頑張ったから多分大丈夫。
試験は午前から、お昼を挟んで午後も受けました。(学科と実技)
試験日の夜になる頃には、いろんな資格の学校などが、(ほんださんももちろん)
解答の速報を出してくれます。
それで一応自己採点をして、学科も実技も、どちらも合格してそうだなとはある程度はわかっていましたが、確信は持てず、1か月後の合格発表まではどきどきしていましたが、自己採点通り合格していました!
どの単元の順番で勉強したのか?
ほんださんによると、自分の好きな単元からスタートして良いとのことだったので、
仕事でなじみのある3章の「金融資産運用」からやるつもりでした。
でも、ほんださんが言うには、
「もし始めるなら4章「タックスプランニング」から始めるのが良い」とのこと。
それで、私は4章(税金の分野)から始めることにしました。
参考までに、私がどの順番で、どのように勉強を進めたのかをお伝えします。
私は、ほんださんのおすすめの、4章「タックスプランニング」からはじめて、
それ以降は自分の得意な分野から攻略していきましたが、
進め方は、あなたのオリジナルで良いと思います。
私が好きなところから始めた理由は、苦手分野からスタートすると、途中で勉強しなくなったり、あきらめる可能性が高かったからです。
あとは、苦手分野は、進めるペースがゆっくりになり、試験日までに勉強が終わらない可能性も出てくるというおそれもありました。
自分がおそらく一番よくわかっている自分の性格を考慮して、順番を決めるのがおすすめです。
実際、勉強はこのように進めました。(参考までに。)
まずここから始めるのが良いとほんださんおすすめだったのでその通りにしました。
タックスプランニング(4章)
- わが国の税制
- 所得税の仕組み
- 各種所得の内容
- 損益通算
- 所得控除
- 税額控除
- 所得税の申告と納付
- 個人住民税
- 個人事業税
- 法人税
- 法人住民税
- 法人事業税
- 消費税
- 会社、役員間および会社間の税務
- 決算書と法人税申告書
- 諸外国の税制度
- タックスプランニングの最新の動向
仕事と丸被りしていたため、実務で培った知識が活かせたのは良かったです。とはいっても再確認、復習しなければならないことはたくさんありました。
金融資産運用(3章)
- マーケット環境の理解
- 預貯金・金融類似商品等
- 投資信託
- 債券投資
- 株式投資
- 外貨建商品
- 保険商品
- 金融派生商品
- ポートフォリオ運用
- 金融商品と税金
- セーフティネット
- 関連法規
- 金融資産運用の最新の動向
頻出の「不動産取得税」「譲渡所得税」などの税金計算、建蔽率、容積率などの計算もとても得意でした。ひとつで良いので得意分野があれば、少し勉強のモチベーションもあがります。
不動産(5章)
- 不動産の見方
- 不動産の取引
- 不動産に関する法令上の規制
- 不動産の取得・保有に係る税金
- 不動産の譲渡に係る税金
- 不動産の賃貸
- 不動産の有効活用
- 不動産の証券化
- 不動産の最新の動向
この分野は、証券会社での業務と関連する部分が多く、比較的抵抗なく学べました。なじみのある言葉も多く、理解しやすかったです。
相続・事業承継(6章)
- 贈与と法律
- 贈与と税金
- 相続と法律
- 相続と税金
- 相続財産の評価(不動産以外)
- 相続財産の評価(不動産)
- 不動産の相続対策
- 相続と保険の活用
- 事業承継対策
- 事業と経営
- 相続・事業承継の最新の動向
言葉の専門性が高く、普段馴染みのない概念ばかりで苦手意識が強かったです。ひたすら用語や制度を覚える必要があり、最後まで大苦戦した分野です。
リスク管理(2章)
- リスクマネジメント
- 保険制度全般
- 生命保険
- 損害保険
- 第三分野の保険
- リスク管理と保険
- リスク管理の最新の動向
特に公的年金、企業年金、個人年金といった複雑な年金制度が頭に入らず、非常に苦手意識がありました。それぞれの仕組みが複雑に絡み合っているため、理屈で理解するのが難しく、力技で暗記しようとしても定着しませんでした。結果として、最後まで不安が残る分野でした。(ちょっともうあきらめ気味でした)
ライフプランニングと資金計画(1章)
- ファイナンシャル・プランニングと倫理
- ファイナンシャル・プランニングと関連法規
- ライフプランニングの考え方・手法
- 社会保険
- 公的年金
- 企業年金・個人年金等
- 年金と税金
- ライフプラン策定上の資金計画
- 中小法人の資金計画
- ローンとカード
- ライフプランニングと資金計画の最新の動向
上記の順番で、試験日に間に合うように計算しながら毎日毎日ほんださんの動画を見て、
持っていた参考書とほんださんの動画が対応している部分に、ポイントと思われる部分を書き込みしまくりました。
また、動画を見たところに対応している問題は全部解きました。
ほんださんは、できる限り「記憶に頼らない」「考えればわかる」という、
理屈がわかれば覚えずに対処できる教え方をしてくれるので、
とてもよかったです。
過去問や問題集の後ろのほうについている模擬テストについては、単元ごとには問題を解きました。
しかし、時間が限られていたため、残念ながら各単元1周しか解けませんでした。
本番を想定した通しでの過去問演習や、時間を測って解くといった実践的な練習もできませんでした。
おわりに:FP2級合格を「人生の強力なツール」に
今回の記事では、私のFP2級受験記録と、2ヶ月で独学一発合格した勉強のコツをご紹介しました。
これからFP受験を考えている方には、「ほんださん/東大式FPチャンネル」の解説動画を力強くおすすめします。ほんださんの教え方では、「なぜこうなるのか」という理屈を理解できるため、記憶力に頼らず、様々な角度から出題されても対処できるようになります。これは、まさに私が「記憶力に頼らない独学勉強法」を実践できた理由です。
また、勉強方法の話から少し外れますが、もしお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、親が自ら学び続ける姿を子供に見せられる環境は、非常に良い影響を与えると思います。
FPの知識は、単なる資格取得に留まらず、あなたの人生の資金計画を立て、将来設計を実現するための強力なツールとなります。この資格で得た学びを活かして、より具体的なお金の目標達成に向けたロードマップを描きたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

私のこの実体験が、これからFP資格を目指す皆さんの学習の一助となれば幸いです。
FP試験は、正しい勉強法と信頼できる教材があれば、誰でも合格を目指せます。
(出典:日本FP協会 FP技能検定)
