
今回は、10年以上ふるさと納税をしている私が、「楽天ふるさと納税」でふるさと納税をするやり方を具体的に、くわしく解説します。
※2025年10月以降、楽天ポイントの付与は終了しました(他のサイトも同様です)。ですが、ポイントはあくまで“おまけ”で、ふるさと納税の本質的なメリットは何も変わっていません。
STEP.1 (必要であれば会員登録→)ログイン
楽天ふるさと納税を始めるには、まず楽天会員である必要があります。
「楽天 ふるさと納税」と検索すれば、すぐに専用ページにアクセスできます。
楽天会員の方は「ログイン」、まだの方は「会員登録」からスタートしましょう。
ちなみに、ふるさと納税専用の会員登録などは不要です。普段楽天市場でお買い物をしている方は、そのアカウント情報でふるさと納税もできます。
ただし、寄付をする本人の楽天アカウントでログインする必要があります。
家族名義など、別のアカウントで寄付すると控除が受けられない場合があるので注意しましょう。
①まずは楽天ふるさと納税のページへ


②楽天ふるさと納税のトップページ(ログイン前の画面)→ログインしましょう。


STEP.2 寄付金額の上限をチェックしておこう!
まずは、寄付金額の上限をチェックしておきましょう!
ざっくりとした上限金額シミュレーションツールがあるので、そこで計算してみましょう。
実は、上限を超えても寄付はできます。「超えたよ!」なんていうアラートが出るわけではないので、自分でしっかり把握しておかないと、控除されない分まで寄付してしまうことになります!
そうなると、それは「ただ寄付をした」ということになります。
税金を多く払うわけではないですが、節税目的でふるさと納税をするなら、上限額の確認は必須です!
※ふるさと納税は、厳密には「寄付に対する税控除」ですが、結果的に税負担が軽くなるため、実質的には“節税”として活用できます。
①「シミュレーターで寄付限度額をチェック!」という部分をクリック!


②自分の状況を入力して、ざっくりした寄付上限額をシミュレーションしましょう。
↓こんな画面が出てきます。年収や家族構成などを画面に沿って入力してみましょう。


STEP.3 「寄付金額」「都道府県」「返礼品」など、好みに合わせてどこに、何に、いくら寄付をするのかを選ぼう!
さて、ここからは楽しい「返礼品選び」です!
私はなるべく縁のある地域や、家族がお世話になった都道府県などから選ぶようにしています。
思い入れのある場所に寄付できるのは、ふるさと納税ならではの魅力です。
返礼品は本当に種類が豊富で、食品・日用品・体験型など、選びきれないほどあります。
楽天市場の検索機能や、口コミ・レビューなどを参考にしながら、じっくり選んでみましょう。


STEP.4 実際に寄付をしよう
どこにいくら寄付をして、返礼品も選んだら、さっそく「寄付を申し込む」というボタンを押してみましょう。
ほぼ、お買い物をするのと同じ感覚でできます。


実は、ここが一番迷うところではないのかと思うことがあります。
「寄付をする」画面に進むと、いくつかの確認事項が出てきます。
項目について、解説いたします。
- ・注文者情報が住民票情報と一致しているのか。
-
これは、ふるさと納税をしたということを自治体や税務署側が把握する必要があり、その時に、住民票情報と一致している必要があります。
楽天の場合は、会員情報と寄付をする人、そしてその情報が住民票と一致していることを確認してください。
(もし違っている場合は楽天の会員情報を変更してください) - ・寄付金の用途を選択
-
こちらは、自分の寄付したお金を何に使ってほしいのか、ということです。
プルダウンで自分が使ってほしい用途を選びましょう。自分の思う通りに選択して問題ありません。
- 「税金控除申請に必要な書類送付について」
-
ふるさと納税をしたあと、楽天の画面で「税金控除申請に必要な書類送付」の選択肢が表示されます。
ここでは、自分がどの方法で控除申請をするかによって、自治体から送られてくる書類が変わってきます。※「寄付証明書(受領証明書)」とは、ふるさと納税をしたことを証明する書類で、確定申告やワンストップ特例申請に必要となるものです。
✅ ワンストップ特例申請制度を利用する場合
- 自治体から「ワンストップ特例申請書」が郵送されてきます
(※書類には「寄付分 市町村民税 道府県民税 寄付金税額控除に係る申告特例申請書」と記載されています) - 必要事項を記入し、本人確認書類と一緒に自治体へ返送することで申請完了
- このとき、寄付証明書(受領証明書)も一緒に送られてくることが多いです
✅ 確定申告をする場合(電子申告含む)
- 自治体から「寄付証明書(受領証明書)」が送られてきます
- 電子申告(e-Tax)の場合、証明書の提出は不要ですが、保管は必要です
→ 税務署から提出を求められる可能性があるため
⚠️ 「書類送付:不要」を選んだ場合の注意点
楽天の画面で「不要」を選ぶと、寄付証明書すら送られてこない可能性があります。
電子申告で提出が不要とはいえ、証明書が手元にないと、万が一の確認時に困ることも…!
💡 結論:送付希望にしておくのが安心!
- 電子申告でも「寄付証明書」は送ってもらう方が安心
- 「不要」を選ぶと、後から再発行の手間がかかることもあるので注意
- ワンストップ特例を使う場合は、申請書と証明書がセットで送られてくることが多い
- 自治体から「ワンストップ特例申請書」が郵送されてきます
▼自治体によって若干の違いはありますが、このような画面が出てきます。


STEP.5 確認や、発送連絡のメールがくるので、確認しましょう。
寄付をすると、楽天に登録しているメールアドレス宛に、寄付先の自治体から「お礼メール」や「確認メール」が届きます。
寄付内容も記載されているので、間違いがないかしっかり確認しましょう。
クレジットカード払いをした場合は、カード会社からの利用通知メールも届くので、そちらでもダブルチェックできます。
また、返礼品の発送連絡や、ワンストップ特例申請書の受け取り通知など、細かく連絡してくれる自治体も多くあります。
今後の手続きについて案内してくれる自治体もあり、親切な対応が印象的です。
STEP.6 申請書類が届いたら、忘れずに提出しよう!
ふるさと納税をしたあと、自治体から封書で書類が届きます。
これは、ワンストップ特例制度を利用する場合に必要な「申請書類」です。
届いたら、まずは中身を確認しましょう。
申請書には、寄付内容や提出期限、必要な本人確認書類などが記載されています。
✅ 提出までの流れ(ワンストップ特例の場合)
- 届いた申請書に必要事項を記入する
- 本人確認書類(マイナンバーカードなど)のコピーを用意する
- 同封の返信用封筒に入れて、自治体へ返送する
💡 提出期限に注意!
申請書の提出期限は、翌年の1月10日まで(必着)が原則です。
年末に寄付した場合は、年明けすぐに届くこともあるので、忘れずに対応しましょう!
→もし書類を1/10到着するのに間に合わなかった、という場合は、確定申告をすれば問題ありません。(ワンストップの便利さはなくなりますが・・)
✨ 確定申告をする場合は?
確定申告をする方は、自治体から届く「寄付証明書(受領証明書)」を保管しておきましょう。
電子申告(e-Tax)の場合は提出不要ですが、税務署から求められることもあるので、念のため保管しておくのがおすすめです。
STEP.7 返礼品が届いたら、楽しみながら確認しよう!
ふるさと納税の楽しみのひとつが、やっぱり「返礼品」です。
寄付後しばらくすると、自治体から返礼品が届きます。発送時期は自治体や品物によって異なりますが、早いところだと1週間以内、遅いと1〜2ヶ月ほどかかることもあります。
✅ 届いたら確認しておきたいこと
- 品物に破損や不備がないかチェック
- 注文した内容と一致しているか確認
- 同封の案内やパンフレットも読んでみると、地域の魅力が伝わってきます!
💡 返礼品は「寄付の対価」ではなく、あくまで“お礼の品”です
そのため、自治体によっては発送時期が不定期だったり、品切れになることもあります。
気になる場合は、楽天の注文履歴や自治体の公式ページで確認してみましょう。
✨ 体験型返礼品の場合は?
宿泊券や食事券などの体験型返礼品は、有効期限や予約方法がある場合が多いです。
届いたらすぐに内容を確認して、早めに予約しておくのがおすすめです!
STEP.8 控除の反映はいつ?住民税通知書で確認しよう!
ふるさと納税の控除は、すぐに反映されるわけではありません。
申請が完了すると、翌年の「住民税の通知書」や「所得税の還付」で控除が反映されます。
✅ ワンストップ特例制度を利用した場合
- 控除は翌年の住民税から差し引かれる形で反映されます
- 6月頃に届く「住民税決定通知書」で、控除額を確認できます
- 「寄附金控除」などの項目に金額が記載されているのでチェックしてみましょう!
✅ 確定申告をした場合
- 所得税の還付は、申告後1〜2ヶ月ほどで振り込まれます
- 住民税の控除も、ワンストップ特例と同様に翌年の通知書で確認できます
💡 控除額が思ったより少ない…?と思ったら
- 寄付金額が上限を超えていた可能性があります
- 申請書の提出が間に合わなかった、または不備があった場合も控除されないことがあります
→ その場合は、自治体や税務署に問い合わせてみましょう!
これで、ふるさと納税の流れはすべて完了です!🎉
楽天ふるさと納税は、手軽にできて、地域にも貢献できる素敵な制度です。
この記事を読んで、少しでも「やってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。










