転勤族は教育費がかかる?理由と今からできる3つの対策|FPが教える「見える化・仕組み化」のコツ

転勤族の我が家、よそのご家庭とさほど違いのない子育てをしているつもりだけど、教育費がかさみやすい気がする。

気のせいではなく、実際に“環境の変化”が家計に影響しているケースが多いです!

目次

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転勤族は教育費がかかりやすい?その理由とは

転勤の多い家庭では、「いつ・どこで・どんな進路を選ぶのか」が見えづらく、
教育費の見通しが立てにくいのが現実です。
引っ越しのたびに学校や塾、交通費の条件が変わるため、同じ年収でも教育費のブレ幅が大きくなります。

我が家でも家計における教育費の割合が非常に高いです。
中学受験後もずっと同じような金額がかかり続けています。

公立進学の場合でも、塾・模試・高校受験対策などでかなりの費用になるため、どんなケースでも「早めの準備」は本当に大切です。


転勤による“3つの教育費リスク”

リスク内容影響
① 塾・習い事のリセット引っ越しで通えなくなり、新しい教室への再入会や教材購入が必要年間+数万円〜十万円単位の上乗せ
② 受験制度・時期の違い住む地域で入試制度が違う(例:公立一貫校の有無、試験日程など)準備不足で追加の塾費用が発生
③ 通学・交通費の増加遠距離通学になる場合も毎月の支出が固定化・増加

対策①:教育費の“全体像”を見える化する

まずは、いま何に・どれくらい使っているのかを把握することが第一歩。
転勤族は環境が変わるたびに生活費のバランスも変わるため、「見える化+仕組み化」ができていると、転勤しても家計のリズムを崩さずに済みます。

💡 「見える化」と「仕組み化」ってどう違う?

「見える化」は、いま何に・どれくらいお金を使っているかを把握すること。
一方で「仕組み化」は、その管理や積立を無理なく続けられる形に整えることです。

💡 見える化とは?

👉「今、どこに・いくら使っているか」を数字で把握できる状態にすること。

たとえば:

  • 家計簿アプリ(マネーフォワードMEなど)で支出の全体像を見る

つまり、“現状を知ること”です。

⚙️ 仕組み化とは?

👉「状況が変わっても続けられる仕組みを作る」こと。

たとえば:

  • 給料日に自動で教育費を積立

つまり、“自動で回るように設定すること”です。

    転勤族の家庭は、
    ・生活環境(家賃・通学距離・塾)が変わる
    ・収入や支出のタイミングも変わる
    ・引っ越しなどで家計管理の時間がとりにくい
    という特徴があるので、
    「都度考えて動く」よりも、自動で回る家計の仕組みを持っておくほうが圧倒的にラクです。


    🔁 たとえば“仕組み化”の具体例

    分野仕組み化の例メリット
    家計管理マネーフォワードMEなどのアプリで自動連携
    (手書きの家計簿が良い場合はそれでも良い)
    転勤しても銀行やカードを変えるだけで続けられる
    (手書きでも自分で管理しやすいようにすることができる)
    貯金・積立先取り自動振替(給料日に別口座に教育費積立)忙しくても自動で貯まる
    資産運用つみたてNISAを自動積立設定住所変更しても継続できる、全国どこでもOK
    学費準備定期的に教育費をシミュレーション(年1回など)転勤後の支出変化にも柔軟に対応

    つまりまとめると👇

    転勤族の場合、「見直す時間が取れない」ことが最大のリスクです。
    “仕組み化”しておくことで、家計も教育費準備もブレにくくなります。


    ▶ 教育費の全体像を先に知りたい方はこちら
    教育費の全体像と備え方を知る|FPが解説する「教育費マネープラン」

    対策②:転勤しても続けられる“積立ベース”の資産運用を

    転勤が多い家庭こそ、「どこにいても続けられる仕組み」が大切です。
    全国どこでも継続できる制度を活用しましょう。

    • 証券口座はネット証券(楽天証券・SBI証券)で開設
      住所変更しても継続でき、引っ越しによる手続きも簡単。

    楽天証券の口座開設の手順について、こちらで解説しています。


    対策③:短期出費(3年以内)と中長期出費を分ける

    転勤族は“突然の支出”が発生しやすいので、資産を分けておくと安心です。
    ライフプランをたてて管理するとスマートです。

    • すぐ使う予定のあるお金 → 普通預金(流動性重視)
    • 生活防衛費+教育費の予備費 → 別口座にキープ

    家計に「波」があるからこそ、預金と運用のバランスを柔軟に保つのがポイントです。


    転勤があっても“教育費の軸”はつくれる

    転勤は避けられませんが、教育費の不安は“見える化”で大きく減らせます。
    ライフプランを定期的に見直しながら、どこに住んでも続けられる仕組みを整えておくことが安心につながります。


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    この記事を書いた人

    探偵あーちゃん|ライフプランから始める資産形成

    証券会社勤務での経験と、教育費もかかりながらも自分の資産を年収の10倍にした実績をもとに、
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