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簿記2級。多くの人が「独学での合格は難しい」と感じるかもしれません。特に40代を過ぎてからの挑戦となると、「何から手をつけていいかわからない」「モチベーションが続くか不安」といった壁にぶつかりがちです。
しかし、ご安心ください。私自身、40代から独学で簿記2級に挑戦し、勉強方法のコツをつかんでからわずか2ヶ月の集中学習で85点を取得し合格できました。しかも、かつては10回以上不合格を経験し、20点しか取れなかったこともある私です。
本記事では、そんな私が「なぜ合格できたのか?」に焦点を当て、遠回りをせず、効率よく合格へたどり着くための「最強の学習戦略」を徹底解説します。合格率10〜30%といわれる簿記2級を、最短で突破したいあなたへ。ぜひ、最後までお付き合いください。
この記事でわかること
最強の学習戦略①:今、自分が何をしていて、それが何につながるのかを常に把握する
簿記2級の合格に不可欠なのは、「今、自分は何をしているのか?」「それが何のために、どうつながるのか?」という本質を常に意識し、把握することです。
例えば、目の前の仕訳が最終的にどの決算書にどう影響するのかといった、仕訳の先の全体像を意識しておくことが非常に重要です。
私は参考書を頭から読み、チャプターごとの練習問題を解いては「できた!」と喜ぶばかりでした。しかし、その先に進むと、今何のためにこの仕訳をしているのかがわからなくなり、結果的に覚えたこともすぐに忘れてしまう…という状態に陥っていました。
なぜ忘れてしまうのか?それは、「なぜこれをするのか?」という本質を理解していなかったからなのです。 本質を理解してからは、忘れることはほぼありませんでした。
次のセクションから具体的な学習方法や教材の選び方について解説していきます。ぜひ参考にしてください。
最強の学習戦略②:なぜ?が解決できた教材と、その他おすすめ教材
迷走・暴走していた私を救ったバイブル的存在!2人の先生
本質がつかめず、簿記迷子になっていた私は、理解できない理由を参考書のせいにして、
参考書が古いからよくないのかも・・・と思い、最新のものに購入し直したり、
いろんな種類の参考書を購入したりしました。
気付けば我が家は簿記専門書店のようになっていました。
同じく簿記2級合格を目指す同志を探すべく、そしてみんなどんな教材でどんな勉強しているのかが知りたくて、SNSを検索していた日々を過ごしていたところ、ついに私は運命の出会いをしてしまいました。
「動画で学べる」ということに気づいたのです。
SNSで見つけた、簿記2級に合格した方の投稿で『たぬ吉先生のおかげで合格できた』という声を目にし、すぐに動画をチェックしました。その解説の分かりやすさに目から鱗が落ちるような衝撃を受け、これが私の合格への転機となりました。さらに多くの動画を比較検討した結果、最終的に私に合った2人の先生に絞り込みました。
それが、このお二人です。
- たぬ吉先生
- ふくしままさゆき先生
これらの動画に出会ってから、
「今この仕訳は何のためにしているのか」「何を導くためにこの処理があるのか」という
全体の流れや目的がクリアになり、勉強への姿勢がガラッと変わりました。
動画のよさは、「理解できるまで繰り返し見られる」ことです。
そして、今自分がどこにいて、何をしているのかを常に意識させてくれることです。
独学であっても、動画教材のようにプロの力を借りることで、効率的に学習を進め、合格へたどり着くことが可能です。私自身、動画で授業を受けるような感覚で楽しく学習できたことが、大きなモチベーションとなりました。
独学で簿記2級の壁を感じているなら、クレアールの通信講座も検討してみてください。
私が購入した参考書・問題集一覧はこちら!(☆マークは愛用品)
☆「合格するための本試験問題集 日商簿記2級」
TAC株式会社
※本番形式に慣れるための必須アイテム。
☆「独学応援!ホントに理屈っぽい 簿記2級 理屈で解きたい人のための解説書
ふくしままさゆき
※動画で学んだ本質を、文字でじっくり深めるのに役立ちました。
・究極の仕訳集 日商簿記2級
TAC出版
・パブロフ流シリーズ
翔泳社
・みんなが欲しかった!シリーズ
TAC出版
・スッキリわかるシリーズ
TAC出版
・よくわかる簿記シリーズ
TAC出版
最強の学習戦略③:具体的な進め方とスケジュール
私の約2ヶ月の学習期間は、大きく分けて「インプット(動画視聴+例題演習)」と「アウトプット(過去問演習)」の2段階でした。それぞれの具体的な進め方とスケジュールは以下の通りです。
1日に見ると決めた動画を見ます。
動画を見て理解を深めたら、練習問題を解きます。
お二人とも、動画の中でも練習問題を解いてくれますが、それだけでは足りません。自分が持っている参考書や問題集から今日見た動画に対応するところを探し、その問題は全部解いてみましょう。
私は主に商業簿記はふくしままさゆき先生、工業簿記はたぬ吉先生の動画というように先生を分けて勉強しました。
商業簿記と工業簿記は同時進行はしましたが、割合はかなり偏っていました。
勉強スタート時はたぬ吉先生の工業簿記95%、商業簿記(この時はまだ商業簿記の先生は探している最中だったので、人気の先生の動画をたくさん見ました)5%、それがだんだん工業簿記と商業簿記の比率が変わってきて・・という感じです。
たった数パーセントでも、必ず両方に触れることにしていた理由は、単純に、すぐに忘れてしまうのではないかという恐怖心があったからです。
持っていた過去問集はダウンロードしてプリントアウトできるタイプのものだったので、
全部プリントして、その本に載っている過去問10年分は全部解きました。
大問1つずつ解いていき、その都度解答をチェックして赤ペンで解答を書き込みました。
あんなに勉強して、根本からわかったつもりなのに、やっぱり過去問解くと驚くほど間違いがあり、
ほとんどまちがっていて、赤ペンを大量に消費しました。
必ず理解することを心掛けました。
おちてもおちても受けた甲斐があった!
最強の学習戦略④:つまずきを乗り越える仕組みづくり
独学で勉強していると、どんなにやる気があっても必ず「つまずきの時期」がやってきます。
理解できない問題に出会ったり、スケジュール通りに進まなかったり、疲れて集中できなかったり…。
そういうときに大切なのは、自分なりの“乗り越え方の型”を持っておくことです。
① 諦めないための「精神的な支え」を持つ
私にとって合格のカギとなったのは、何度も落ちても、嫌になっても勉強を再開し、試験にチャレンジし続ける「プライド」と「しつこく諦めない性格」でした。
特に、家族に試験に落ちる姿を見られている状況では、「やっぱり難しいから諦めるわ」とは言えませんでした。子供たちには、「諦めずに工夫すれば目標は達成できる」という姿を見せたかったのです。この強い気持ちが、私を支え続けてくれました。
② 「記憶」ではなく「理解」にこだわる思考法
また、つまずきを乗り越えるためには、闇雲に暗記するのではなく、「なぜ?」を問い、本質を理解することが不可欠でした。40代を過ぎた私には、ただ覚えるだけの勉強は通用しないと感じていたからです。
なぜこの仕訳が必要なのか? なぜこの処理になるのか?——疑問を一つずつ解決していくことで、自然と次に何をすべきかも見えてくるようになります。
実は、この考え方のきっかけをくれたのも、動画教材でした。特に「ふくしままさゆきさん」の講義では、簿記の考え方の背景や、歴史的な話も織り交ぜてくれていて、「ただの暗記科目」ではない、という理解が深まりました。
③ 過去問は「質」を重視して徹底的に向き合う
そして、過去問を解いて間違えるのは当たり前です。大事なのは、「なぜ間違えたのか」を自分の言葉で理解することでした。私は、過去問集の過去問をすべて1回しか解いていませんが、間違えた問題については原因を一つひとつ丁寧に洗い出しました。
量ではなく、1回を“質”で活かすことを意識して、本番で同じタイプの問題が出たときには確実に解けるように準備しました。完璧主義になる必要はありませんが、「なんとなく」で進めるのではなく、自分なりに納得しながら進むこと。それが、結果として本番の問題を自力で解く力になります。
独学にはつまずきがつきもの。しかし、自分なりの“乗り越え方の型”を持ち、「理解すること」を軸に学び続ければ、どんな壁も越えられる。私はそう実感しています。
合格の先にあったもの
簿記2級に合格したとき、もちろん大きな喜びはありました。しかし、それ以上に感じたのは——「やればできるんだ」という確信でした。
私は就職や転職のためだけに資格を取ったわけではありません。根本には、「自分に何か新しいことができる」ということを、自分自身に証明したかったのです。
40代からの挑戦、限られた時間や体力の中で、私は「覚える」よりも「理解すること」を大切にする勉強スタイルを確立しました。この経験を通じて得られたのは、資格そのものよりも、「工夫すれば、年齢に関係なく学べる」「自分のやり方で結果を出していいんだ」という揺るぎない自信でした。
実は、簿記2級は一般的にはそれほど身近な資格ではないかもしれません。しかし、履歴書に書くだけで「おっ」と思ってもらえたり、「努力して結果を出した人」という好印象を与えられることもあります。もちろん、それが即採用に直結するわけではありませんが、あなたの小さな後押しになることは確かです。
合格は単なるゴールではありません。自分を信じてやり抜いた経験は、自己肯定感を高め、これからの人生の大きな支えになります。
簿記の知識は、日々の家計管理や将来の資産形成を考える上でも役立つ、実践的なスキルです。もし、この資格取得の経験を活かして、より具体的な人生のマネープランや将来設計を進めたいとお考えでしたら、私たちの「マネーロードマップ」もぜひ参考にしてみてください。

もし今、独学で簿記2級に挑戦しようとしている方がいたら、年齢やブランクを気にせず、「理解を大切にする学び方」で、ぜひ挑戦してみてください。得るものだらけの簿記の勉強、心から応援しています!
もしも独学で行き詰っている感じがするということであれば、通信教育もおすすめです。